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anna*。₊

韓国ドラマ歴10年以上のアラサー編集長。

今まで見た韓国ドラマは200本超・渡韓回数は30回以上・韓国語能力検定6級の韓国大好き女子★

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『ハンムラビ法廷』twitterの反響

日本ではラブコメ風に紹介されていることの多い「ハンムラビ法廷」ですが、実際見てみると恋愛要素より法廷ドラマの要素が強く、男女問わず楽しんで見られる作品だと思いました。

弁護士や検事を主人公にしたドラマは韓国でも日本でも多く制作されていますが、本作品は判事を主人公にした珍しいドラマです。

常に中立という立場で真実を見極めることの難しさや、時には人の生死を決めなければいけない責任の重さが描かれ、とても考えさせられる作品でした。

チャオルムに振り回されてばかりで頼りなかったバルンが、彼女の影響でだんだん強くなっていく姿は本当に格好よかったです。

チャオルムがどんなに辛い立場に追いやられても、バルンだけは絶対味方をしてれるという安心感が画面越しにも伝わってくるようでした。

Araさん演じるチャオルムは、初登場時は少しおてんばすぎる雰囲気もありましたが、何度もバルンと意見をぶつけ合う中で成長していく姿が健気で応援したくなりました。

バルンやハン部長に教わったことをちゃんと吸収しながら、それでも信念は曲げないチャオルムの姿に勇気づけられた視聴者も多いかもしれません。

ボワンはてっきりギャグ担当なのかと思っていましたが、物語が進むにつれて、彼も着実に成長していきました。

そしてイ・エリヤさん演じるドヨンの美しさに毎話圧倒されっぱなしでした…!

クールビューティーだったドヨンが、ボワンとかかわっていく中でしだいに表情豊かになっていく過程も、このドラマの魅力のひとつだと思います。

最終話の「必ず問うべきなのに誰も問いかけない」というバルンのエピローグに、思わずグサッときてしまいました。

「なんでこんなことしないといけないんだろう?」と思いつつも、みんながやっているから、上司や先輩に言われるから何も言わずにしていることってありますよね。

何か納得できないことがあったとき、例え大きな行動は起こせなくても、勇気を出して問いかけてみることが、現状を打破するきっかけになるかもしれません。

ハンムラビ法廷のあらすじ(ネタバレあり)

イム・バルン(エル)は、ソウル中央地方裁判所に勤務するエリート判事です。

ある日、バルンの所属する民事44部に、新人判事が配属されました。
なんとその判事は、バルンの高校時代の初恋相手パク・チャオルム(Ara)だったのです。

初恋相手との予想外の再会に、動揺するバルン。
けれど被告人や原告にすぐ感情移入してしまうチャオルムと、判事としての原則を重んじるバルンの性格は正反対で、2人は何度もぶつかってしまいます。

それでもなぜかチャオルムのことが気になり、つい手助けしてしまうバルン。
チャオルムに振り回される中で、しだいにバルンの心境にも変化が起き始めて…。

ハンムラビ法廷の推しどころ

・バルンの成長

人付き合いが苦手なバルンでしたが、チャオルムの影響で、徐々に仲間想いな人間に変わっていく姿は見ていて気持ちが良かったです。

トイレでチャオルムの陰口を言っていた同僚に、ボワンと2人で仕返ししたり、みんなが上司と同じランチセットを頼む中、チャオルムとバルンだけは好きなメニューを頼んだり、思わずクスッとするシーンも満載でした。

・ボワンとドヨンの恋愛

謎多き美女ドヨンと、とにかく一途なボワンの恋愛模様も、とても面白かったです。

一見世渡り上手なボワンが、ドヨンの前ではあたふたしてしまう姿が可愛くて、ドヨンが彼を「キュート」と表現するのも納得できました。

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初恋相手との再会

イム・バルン(エル)は、ソウル中央地方裁判所民事44部に所属するエリート判事です。
バルンはある日、出勤中の満員電車内で若い女性が痴漢を撃退する場面を目撃します。

よく見ると、その女性はバルンの高校時代の初恋相手パク・チャオルム(Ara)だったのです。
高校の読書教室で知り合ったチャオルムは、バルンの後輩で、ピアノが上手な大人しい生徒でした。

しかし、大人になったチャオルムは痴漢の犯人の股間を躊躇なく蹴り上げるような、勇敢な女性に変貌していました。
チャオルムの変化に驚きながらも、初恋相手との思わぬ再会に動揺するバルン。

同僚になるバルンとチャオルム

大人になったチャオルムを前に内心ドキドキしつつも、なんとか平静を装うバルン。

それだけでなく、チャオルムは今日からバルンと同じ部署に配属になったことを知り、バルンは驚きます。

判事としての初出勤に緊張しながらも、上司であるハン・セサン部長判事(ソン・ドンイル)に挨拶に行くチャオルム。

バルンの苦悩

エリート判事のバルンですが、家は貧しく、両親は家賃の支払いすらろくにできない状況です。
そのため、バルンは自身の給料を父親の借金返済に充てています。

そんな苦しい状況にもかかわらず、判事として正義を重んじ、汚職議員からの不正な依頼はいくら大金を積まれてもきっぱりと断るバルン。

元々人見知りのバルンでしたが、判事として汚い人間とかかわるようになってからというもの、ますます人間が嫌いになっていくのを実感していました。

失敗続きのチャオルム

ハン部長判事の補佐をする左陪席判事として、法廷に立つようになったチャオルム。
感情に左右されず、常に原則を重んじるバルンとは対照的に、チャオルムは被告人の話に涙したりと、つい感情的になってしまいます。

裁判において、判事は常に中立でいなければならないにもかかわらず、チャオルムはすぐどちらかに肩入れしてしまうのです。
熱意が空回りして失敗続きのチャオルムは、ミスを取り戻すために毎日夜中まで残業をしていました。

寝不足がたたって鼻血を出したチャオルムに、バルンは体調管理も仕事の内だと言い、一緒に働くチームに迷惑をかけないためにもちゃんと休むべきだと言って彼女を叱ります。

バルンの優しさ

バルンに叱られたことで、一緒に働く仲間のことを思いやれていなかったことに気がついたチャオルム。

翌日チャオルムが出勤すると、バルンは昨日チャオルムが行うはずだった複雑な仕事を、代わりに処理してくれていました。

「こんなのはソフトを使えば30分でできる」と言ったバルンでしたが、実はそんなソフトは存在せず、バルンが遅くまで残業して処理してくれたのでした。

冷たい人間だと思っていたバルンの意外な優しさに、驚くチャオルム。

チャオルムの危機

どんな裁判でも真剣に向き合うチャオルムの姿に、しだいにバルンだけでなくハン部長判事も影響を受け始めます。

そんなある日、出世欲の強いソン部長判事からパワハラを受けていたホン判事のために、チャオルムは立ち上がります。
チャオルムのために、バルンも主席部長判事に直接話をしに行きました。

しかし主席部長判事はこれまでのチャオルムの行動を問題視し、懲戒処分を検討しているとバルンに告げます。
チャオルムを心配し、ソン部長判事にたてつくのは止めるよう彼女を説得しようとするバルン。

しかし事情を知らないチャオルムは、怒ってバルンに反発します。

立ち上がるチャオルムとバルン

ソン部長判事からパワハラを受け、妊娠を言い出せずに無理して働いていたホン判事は、とうとう流産してしまいます。
ソン部長判事を追求するために、ひとり立ち上がるチャオルム。

しかし、ハン部長判事を含め、誰もチャオルムに協力してくれる人はいません。
バルンは悩んだ末、チャオルムに協力して判事会議の開催を要請しました。

奔走するチャオルムたち

判事会議を開くには、在籍している判事のうち半数以上の会議への参加が必要です。
判事たちを説得するために奔走するチャオルムとバルン。

この事態に焦ったソン部長判事は、根回しをしてチャオルムに関する悪質な記事をネット上に流しました。
チャオルムたちにとって不利な状況の中、判事会議当日がやって来ました。

集まった判事はごくわずかで、会議の開催を諦めかけたそのとき、ハン部長判事が他の部長判事たちを説得して連れてきてくれました。
その後、多くの判事たちが会議の場に駆け付けますが、残念ながら過半数には足りませんでした。

それでもこの一件が、これからの裁判所の構造を変える第一歩になると、ひたむきに語るチャオルム。

ヨンジュンに嫉妬するバルン

チャオルムの大学時代の先輩ミン・ヨンジュン(イ・テソン)に嫉妬するバルン。

ヨンジュンはNJグループという大企業の後継者で、バルンとは住む世界の違う人です。
ヨンジュンがほのめかしたチャオルムの過去が気になるバルン。

チャオルムの過去

チャオルムは裕福な家庭に生まれましたが、父親は日常的に母親に暴力を振るっていました。

やがて、事業に失敗した父親が借金を苦に自殺し、家は差し押さえられてしまいます。

その後母親は精神を病んで入院し、以降、チャオルムは祖母に育てられました。

バルンの告白

ある日、バルンはチャオルムに、彼女の過去について尋ねます。

けれどチャオルムは、なぜそんなことを訊くのかと怒りをあらわにしました。
チャオルムのことが好きだからだと答えるバルン。

自分の過去について話したチャオルムは、家庭のこともあり、心に余裕がないからバルンのことも良い先輩としか思えないと言いました。
バルンは、これからも同僚として支えるから頼ってほしいと言い、チャオルムに微笑みかけました。

母の笑顔

チャオルムの母の病状は日ごとに悪くなっていました。
娘であるチャオルムのこともだんだん分からなくなっている母に、落ち込むチャオルム。

ある日バルンは、自分もチャオルムの母に会いに行くと言い、彼女について病院に行くことに。
バルンが病室にあったギターを弾くと、長い間表情を失っていた母が笑顔を浮かべました。

久しぶりに見る母の笑顔に、涙を流すチャオルム。

カム部長判事の逮捕

ある日、親しくしていたカム・ソンウ部長判事(チョン・ジンギ)から、友人の訴訟について有利に取り計らってほしいという不正な請託を受け、憤慨するチャオルム。

チャオルムから報告を受けたハン部長判事がこの件を主席部長に話したことで、カム部長判事は逮捕されてしまいます。

しかしカム部長判事は周囲からの人望が厚かったため、チャオルムは他の判事たちから目の敵にされるように。

検察に呼ばれたチャオルムは今回の件について供述しますが、出世のために勝訴したい検事はチャオルムの供述を大げさに記録しようとします。

チャオルムの決意

権力が裁判の結果を変えていることに憤慨するチャオルム。
チャオルムはなんとかして悪質な企業へ復讐をしたいと考えますが、バルンは復讐をするなら判事を辞めるよう、チャオルムに厳しい言葉をかけます。

世の中の不条理をどうすることもできない自分に、判事としての資格があるのか悩むチャオルム。
悔し涙を流すチャオルムでしたが、バルンの慰めにより、これからも判事として不正に立ち向かっていくことを決意します。

バルンを意識するチャオルム

ハン部長判事の余計な一言がきっかけで、民事訴訟に加えて刑事訴訟の一部も担当することになった民事44部。

ある日、バルンが担当したある訴訟の結果が悪く報じられ、バルンはショックでやけ酒をしてしまいます。
酔っぱらってフラフラになったバルンを介抱したチャオルムは、たまには自分を頼ってほしいと言いました。

翌日、自分がなぜあんなことを言ったのか分からず、慌てるチャオルム。
しだいにバルンのことを意識し始めたチャオルムは、自分のことを好きな理由をバルンに尋ねました。

そして、これからはバルンを頼ると伝えました。

被告人の自殺未遂

大学教授が女性に暴行を行った事件の訴訟を担当したチャオルム。
実は、その大学教授はNJグループの娘婿で、ヨンジュンの義兄にあたる人物でした。

刑を軽くしてほしいというヨンジュンの頼みをチャオルムは断り、大学教授は実刑判決を受けました。
しかしその後、その大学教授が自殺を図ったことがニュースになり、チャオルムは世間から非難を浴びることに。

自分の判決が間違っていたのではないかと悩むチャオルム。

退職願

インターネット上にはチャオルムの写真が大量にアップされ、SNSでの非難中傷が相次いでいました。

チャオルムに恨みを抱いているソン部長判事は、チャオルムに対し懲戒請求をするよう主席部長判事に迫ります。

一方、判事を続けていく自信を失ったチャオルムは、退職願を出しますが、ハン部長判事に破り捨てられてしまいました。

チャオルムをデートに誘うバルン

落ち込むチャオルムをデートに誘ったバルン。
自身の思い出の場所を案内したバルンはチャオルムに「頑張ってほしいしあきらめないでほしいけど、どうしてもダメなら判事なんて辞めてしまえばいい」と言いました。

そしてチャオルムが辞めるときは自分も一緒に行くと言って、用意した退職願をチャオルムに見せたバルン。
感動したチャオルムは、バルンにキスしました。

逆転劇

チャオルムは懲戒委員会に呼ばれますが、今は目の前の国民参与裁判に集中するべきだと言い、仕事に励みます。
チャオルムを守るために、署名集めに奔走するバルンとボワン。

そんな中、ホン判事がソン部長判事のパワハラに関する告発文を公表しました。
すると、過去にソン部長の下で働いていた人たちからも、続々とソン部長のパワハラに関する証言が寄せられるようになります。

また、かつてチャオルムが助けた人たちにより、NJグループの悪事も明らかになりました。
周囲の人たちのおかげで、チャオルムの懲戒処分は撤回されることになりました。

ハンムラビ法廷の挿入歌・ロケ地

裁判所を舞台に、現代社会が抱えるさまざまな問題を描いた「ハンムラビ法廷」。

ここからは、そんな本作品の挿入歌とロケ地をご紹介します!

ハンムラビ法廷の挿入歌

・いつか、どういうわけか(U-mb5 Feat.Hodge)

落ち着いた始まりから一変、サビで一気に盛り上がる曲調が魅力的な楽曲です。
毎話のエンディングで使用されていた曲なので、もっとも聴き馴染みのある曲でもあります。

・You are the apple of my eye(U-mb5 Feat.Sam Carter)

全編英語詞の挿入歌で、甘い歌声に思わず聴き入ってしまいます。
言葉では言い尽くせないような深い愛が表現された素晴らしい楽曲です。

・あの日のように(ファン・ソンホ)

ゆったりとしたメロディーに乗せて、過去の恋について思い返す楽曲です。
人嫌いなはずなのに、初恋の思い出をずっと忘れずにいるバルンと重ねて聴いてしまう挿入歌です。

・日常、そして君(ILLUWA BAND)

可愛らしい歌声とメロディーで、爽やかな気分にしてくれる挿入歌です。
いつの間にか日常すべてがその人でいっぱいになってしまっていたという歌詞は、まさにバルンのことを表しているようでなんだかニヤニヤしてしまいます。

・はらはらと(Haru)

韓流ドラマの挿入歌には珍しく、どこか懐かしい歌謡曲のような雰囲気の楽曲です。
サビの壮大なメロディーは、小さな勇気の積み重ねが世の中を変えることができるという物語のテーマとも繋がっているのかもしれません。

ハンムラビ法廷のロケ地

・ソウル中央地方裁判所(ソウル高等法院)

・裁判所正面(瑞草(ソチョ)裁判所)

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